スマホの使い過ぎによる首、肩の痛みと頭痛
スマートフォンの普及に伴い、年々「現代病」と呼ばれる様々な健康問題が増えています。
電話、メールだけでなく多機能性を持つスマートフォンは便利で手軽に使えて私たちの生活をより豊かにしてくれるツールの1つです。どこにいても知りたい事を素早く検索できて、必要な情報を収集できる非常に便利なスマートフォンは、ついつい手にして手放せません。
こんな便利なスマートフォンの所有率も年々増加しています。
2024年1月の調査によると、日本国内で携帯電話の所有者のうちスマートフォン比率が97%となりました。
図1のとおり、2010年には日本国内におけるスマートフォン比率は約4%。それから14年の間、スマートフォン比率は年々増加傾向。2015年には、スマートフォンの比率は5割を超え、さらに2017年に7割、2019年に8割、2021年には9割を超え、2024年に97%になりました。
1台でマルチな機能を持つスマートフォンは魅力的です。便利であるが故に、使い過ぎ、長時間の使用にはいくつかの健康リスクが伴います。当院に来院されるお客様の身体の不調原因を振り返ってみても、20年前と近年では明らかに違いスマホによる健康問題が多く見受けられます。
スマートフォンの心と身体への影響
眼精疲労
手に持って使用するスマホは近距離での画面を見ながらの操作になるので長時間見続けると目の筋肉が凝り固まり、ピント調節がうまくできなくなります。ドライアイや視力低下を引き起こすことがあります。また、スマホの画面から発せられるブルーライトは、目の疲れや痛み、乾燥を引き起こすことがあります。夢中になり、画面を凝視することで無意識にまばたきの回数が減り、目が乾燥しやすくなります。眼精疲労は頭痛や肩こりも引き起こします。
スマホ依存症
スマホ依存症は、スマホを手放せず常にチェックしていないと不安になる状態です。日常生活や仕事、学業に支障をきたすことがあります。スマホを長時間使用し、生活の中心となると他の活動に支障をきたすことがあります。スマホが手元にないと不安やイライラを感じることがあります。夜遅くまでスマホを使用することで、睡眠の質が低下したり睡眠障害を引き起こします。
ストレートネック
スマホを使用する際、首を前に傾ける姿勢が長く続くと首にかかる負荷が増し、頸椎の自然なカーブが失われてしまいます。首がまっすぐな状態、いわゆる「ストレートネック」になります。スマホの普及とともにこの症状が増加しているため、近年では「スマホ首」とも呼ばれています。頭を前に傾ける角度が大きくなるほど、首や肩にかかる負担も増大します。筋肉の緊張、血行不良は、頭痛やめまいの原因ともなります。
睡眠障害
夜遅くまでスマホを使用したり、寝る前にスマホを使用することで、睡眠の質が低下することがあります。スマホの画面から発せられるブルーライトが、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、脳が昼間だと誤認識してしまうためです。その結果、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったり、睡眠の質に悪影響を与えることが多いです。睡眠障害は心と身体にさまざまな影響を及ぼします。頭痛を引き起こす場合もあります。
精神的な影響
SNSの使用により他人と自分を比較してしまい、嫉妬を感じることがあったり、それが自信喪失につながることがあります。知らず知らず自己評価も低くなることがあります。また、ネットいじめやSNS疲れも問題となっています。オンラインでのつながりが増える一方で、直接会ってコミュニケーションを取る機会が減ることがあります。これにより、孤独感や不安感が増すことがあります。精神的なストレスは筋肉を緊張させ血流を悪くし、首・肩のこり、頭痛を引き起こします。
上記は代表的な心と身体への影響の一例ですが、身体の不調、心当たりはありますか?
これらの問題を軽減するためには、スマホの使用時間を制限し、適度な休憩を取る、使用時の姿勢を注意することが重要です。
また、寝る前にはスマホを使わないようにするなど、生活習慣の見直しも効果的です。
スマートフォン使用時の首肩の負担
成人の頭の重さは一般的に体重の10%くらいと言われています。
例えば体重が50㎏だと頭の重さは約5㎏ということです。平均すると成人で4~6㎏あります。
4~6㎏!?って数字で表されると結構重たいんですね~!と驚く方は多いです。
ボーリングの玉(4~6㎏)をイメージして頂くとどれだけ頭が重いのかが分かるでしょう。
重たい頭を支えるのに、日頃から首や肩の筋肉は頑張っています。
そして姿勢が悪く頭が前に傾くとさらに首に負担がかかります。
頭が前に傾いた時の首の負担はどれくらいするのか?
頭の傾斜が首に与える負担は非常に大きいです。成人の頭の重さは平均で約5kgですが、
頭が前に傾くとその負担は増加します。例えば、頭が15度前に傾くと首には約12kgの負担がかかり、
30度で約18kg、45度で約22kg、60度では約27kgもの負担がかかると言われています。
数字で表すとギョッとするくらい、頭を前に傾けることがかなり首に負担をかけてしまうのか理解できるでしょう。
それが長時間ともなると首、肩の筋肉は疲弊してしまいます。
しかし、必要に応じて長時間スマホを使用しなければいけない場合は適度に休憩をとり、姿勢を正し、首のストレッチやエクササイズを行うことが重要です。
そして定期的に整体で身体のケアをしましょう。
首の負担を軽減するための対策
首の負担を軽減するためには、以下のような対策が有効です。
姿勢を正す
スマホ使用時には、背筋を伸ばし、頭を前に傾けすぎないようにする。スマホを目線の高さに持ち上げることで、首や肩への負担を減らせます。頭が背骨の真上に来るように意識する。肘を体に近づけ、脇を締めることで、腕や肩にかかる負担を軽減します。
適度な休憩
長時間同じ姿勢を続けないように、定期的に休憩を取り、首や肩を動かすことが大切です。
ストレッチ
首をゆっくりと左右に回したり、前後に倒したりして、筋肉の緊張をほぐしましょう。肩を上げてストンっと脱力して首肩の緊張をほぐしましょう。
スマホスタンド
スマホスタンドを使うなどの工夫をする。手で持つ必要がなくなり、姿勢も改善されます。
以上、様々な工夫をして健康的にスマートフォンを使用しましょう。
そして定期的に整体で身体のケアもおすすします。
千葉頭痛改善センターでは筋膜を緩め神経・血液・リンパの循環不良を改善します。
心地よい手技は脳疲労にも効果的です。
10代からの若年層から70代以上の高齢層まで幅広い年齢層にわたってスマホ利用者が増加していることから、幅広い世代にスマホによる健康問題が広がっています。小中高生を持つ親御さまはお子様の姿勢など日々見守って、大きな身体不調へとならないよう注意してあげることが大切です。
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